畑仕事はダイエットになる?現役農家が運動効果や痩せる理由を解説

農業ダイエットのアイキャッチ

農業をしていると、「畑仕事って運動になりますか?」とよく聞かれます。

正直に言うと、最初は私自身も「仕事で体を動かしているだけで、運動とは別物だ」と思っていました。

しかし、毎日畑に出て作業を続ける中で、体重の変化や体力の向上を実感するようになりました。

畑仕事は、意識せずとも体を動かし続ける生活習慣そのものです。

この記事では、農家としての実体験をもとに、畑仕事が本当にダイエットや運動として効果があるのかを解説していきます。

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目次

畑仕事は運動になりますか?農家が実体験から解説

運転する様子

畑仕事が運動になるかどうかは、「どれくらい体を動かしているか」「どのくらいの時間続けているか」で大きく変わります。

ここでは、実際に日々農作業を行っている立場から、畑仕事の運動効果について具体的にお伝えします。

畑仕事が「有酸素運動」に近いと感じる理由

農作業は、短時間で激しく体を動かすというよりも、ある程度の時間、体を動かし続ける作業が中心です。草取りや苗植え、収穫作業などは、息が切れるほどではありませんが、作業が終わる頃にはじんわり汗をかいています。

この「軽く息が弾む状態」が長時間続く感覚は、まさに有酸素運動に近いものです。

実際、畑仕事を始めた頃に比べて、日常生活で疲れにくくなり、体力がついたと実感しています。運動をしている意識は薄くても、体は確実に動いています。

草取り・耕す・収穫作業で体にかかる負荷の違い

畑仕事は作業内容によって、体への負荷が大きく変わります。草取りや間引きは比較的軽い作業ですが、長時間続けることで足腰に効いてきます。

一方、鍬を使って土を耕す作業は、腕や背中、腰を同時に使うため、かなり体力を消耗します。

収穫作業では、しゃがんだり立ち上がったりを繰り返すため、太ももやお尻の筋肉をよく使います。

こうした動きが一日の中で自然に組み合わさることで、全身をバランスよく使う運動になっていると感じます。

ウォーキングや筋トレと比べた農作業の正直な感想

ウォーキングは下半身中心、筋トレは特定の筋肉に負荷をかけますが、畑仕事は全身を使い続ける点が大きな違いです。道具を持って腕を動かし、腰を落とし、足で体を支える動作が自然に重なります。

個人的には、「今日は運動した」という達成感は少ないものの、気づけば一日でかなり体を動かしているのが畑仕事です。運動が苦手な人ほど、畑仕事のほうが無理なく続けられると感じています。

畑仕事のメリットは何ですか?

畑仕事の一番のメリットは、「運動しよう」と意識しなくても体を動かし続けられる点です。

農家として日々作業をしていると、ダイエット効果だけでなく、体調面や生活習慣にも良い変化を感じることが多くあります。ここでは、実体験をもとに畑仕事の具体的なメリットを解説します。

長時間動けるため消費カロリーが増えやすい

畑仕事は、短時間で終わる作業よりも、数時間かけて行う作業が多いのが特徴です。草取りや収穫、畝づくりなどは、休憩を挟みながらでも長時間体を動かし続けます。

そのため、一つひとつの動作は軽くても、1日のトータルで見ると消費カロリーはかなりの量になります。

私自身、農作業量が増える時期は、特別な運動をしなくても体重が落ちやすくなりました。「激しい運動は苦手だけど、動く時間を増やしたい人」には向いていると感じます。

全身の筋肉を使うため基礎代謝が上がりやすい

畑仕事では、腕・肩・背中・腰・脚といった全身の筋肉を同時に使います。特に、しゃがむ・立つ・持ち上げるといった動作は、体幹や下半身の筋肉を自然に鍛えてくれます。

筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、普段の生活でも消費カロリーが増えやすくなります。

農作業を続けていると、「以前より冷えにくくなった」「疲れにくくなった」と感じることが多く、これは筋肉がしっかり使われている証拠だと思っています。

ストレス軽減により暴飲暴食を防げる

畑仕事のもう一つの大きなメリットは、精神面への良い影響です。屋外で体を動かし、土や植物に触れる時間は、自然と気持ちが落ち着きます。

実際、忙しい時期でも畑に出ると頭がリセットされ、無駄な間食やストレス食いが減りました。ダイエットでは「運動」や「食事」だけでなく、「ストレス管理」も重要ですが、畑仕事はそれを自然にサポートしてくれると感じています。

畑仕事で働くデメリットは?

畑仕事はダイエットや健康面で多くのメリットがありますが、良いことばかりではありません。

実際に農作業をしている立場から見ると、「気をつけないと逆効果になる点」や「体への負担」を感じる場面もあります。ここでは、畑仕事のデメリットを正直にお伝えします。

腰痛・膝痛・熱中症など体に負担がかかりやすい

畑仕事で特に多いのが、腰や膝への負担です。

中腰やしゃがんだ姿勢を長時間続ける作業が多く、姿勢が悪いまま作業を続けると、腰痛や膝痛につながりやすくなります。

また、夏場の農作業は想像以上に過酷です。気温が高い中で体を動かし続けるため、こまめな水分補給や休憩を取らないと、熱中症のリスクも高まります。運動として考えるなら、無理をしないことが非常に重要です。

疲労によって食事量が増えやすく太るケース

「農作業をしているのに太った」という人も実際にいます。その多くは、作業後の疲労によって食事量が増えてしまうケースです。体を動かした分、「今日は頑張ったから」と食べ過ぎてしまうと、消費カロリーより摂取カロリーが上回ってしまいます。

特に、甘い飲み物や間食を無意識に増やしてしまうと、ダイエットどころか体重増加につながることもあります。畑仕事をダイエット目的で行う場合は、作業後の食事内容にも注意が必要です。

無理な姿勢や長時間作業によるケガのリスク

農作業は、同じ動作を繰り返すことが多く、知らないうちに体の一部に負担が集中します。無理な姿勢のまま作業を続けると、筋肉や関節を痛める原因になります。

私自身も、「もう少しだけ」と無理をした結果、数日間体を動かすのがつらくなった経験があります。

ダイエット目的であっても、体を壊してしまっては意味がありません。休憩を取りながら、体の状態を見て作業することが大切です。

農作業は太る?痩せる?

農作業について調べていると、「農作業 太る」という意見を目にすることがあります。

実際に農家として作業をしていても、痩せる人と太る人がいるのは事実です。ここでは、その違いがどこにあるのかを、日々の現場感覚を交えて解説します。

農作業で太る人に多い生活習慣の特徴

農作業で太ってしまう人に多いのは、「動いた分だけ食べてしまう」生活習慣です。畑仕事は体力を使うため、作業後に強い空腹を感じやすくなります。

その結果、ご飯の量が増えたり、甘い飲み物やお菓子を頻繁に取ってしまうケースがよくあります。

また、「仕事だから仕方ない」と運動としての意識が薄く、姿勢や動き方を意識せずに作業している場合、思ったほど消費カロリーが増えていないこともあります。疲労感だけが強く、体重が減らないという状態になりやすいのです。

畑仕事で痩せる人が実践している共通ポイント

一方で、畑仕事を続けながら体重を落としている人には共通点があります。それは、「作業を運動として意識している」ことです。姿勢を意識し、なるべく体全体を使うように動くことで、消費カロリーを高めています。

さらに、食事量を適切にコントロールしている点も大きな違いです。作業後でも食べ過ぎず、たんぱく質や野菜を中心に食事を整えることで、農作業の運動効果を無駄にしません。

畑仕事はやり方次第で、痩せる方向にも太る方向にも傾くと実感しています。

畑仕事をダイエットに活かすコツ

畑仕事は、ただ作業をこなすだけでも体を動かせますが、少し意識を変えるだけでダイエット効果は大きく変わります。

農家として日々作業をする中で、「これは効いている」と感じたポイントを中心に、無理なく続けられるコツを紹介します。

1日・週あたりの理想的な畑仕事の作業時間

ダイエット目的で考える場合、畑仕事は「毎日短時間」または「週に数回しっかり動く」形が向いています。目安としては、1日30分〜1時間程度でも十分に運動効果を感じられます。

無理に長時間作業をすると、疲労がたまり、翌日動けなくなることがあります。結果的に継続できなくなってしまうため、「今日はここまで」と区切りをつけることが大切です。畑仕事は続けてこそ効果が出るものなので、体調と相談しながら作業時間を調整しましょう。

畑仕事と相性が良い食事管理と生活習慣

畑仕事のダイエット効果を高めるには、食事の内容も重要です。作業後はお腹が空きやすいですが、まずは水分をしっかり取ることで、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

食事では、炭水化物を極端に減らす必要はありませんが、たんぱく質と野菜を意識すると体が回復しやすくなります。また、しっかり睡眠を取ることも大切です。疲労が抜けないまま作業を続けると、運動効果が下がるだけでなく、ケガの原因にもなります。

まとめ|畑仕事は正しく行えばダイエットに効果的

畑仕事は、特別な運動をしなくても体を自然に動かせる、非常に実用的なダイエット手段です。草取りや耕作、収穫といった日常的な作業の積み重ねが、有酸素運動や筋力トレーニングに近い効果を生み出します。

一方で、無理な姿勢や長時間作業による体への負担、作業後の食べ過ぎといった点に注意しなければ、「農作業 太る」という結果になってしまうこともあります。畑仕事をダイエットに活かすためには、作業時間の調整や姿勢への意識、食事管理が欠かせません。

農家として日々畑に立つ中で感じるのは、「続けられること」が一番の強みだという点です。運動が苦手な人でも、畑仕事であれば生活の一部として無理なく続けられます。正しく向き合えば、畑仕事は健康的に体を引き締める大きな味方になります。

この記事を書いた人

私たちは岡山県で米や麦を中心とした稲作農業を営み、30年以上にわたり地域農業を支えてきました。現在は約50ヘクタールの田んぼを管理し、耕作放棄地の解消や景観保全にも取り組んでいます。若い世代の農業参入を大切にし、20代スタッフが活躍する職場で、初心者にも基礎から丁寧に指導しています。故郷の田園風景を未来へつなぐことを使命に、地域と共に歩み続けています。

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